銀行主導で収益物件を売るケース~注意が肝要です!

一般論ですが、銀行は返済が滞りはじめると、担保物の売却を求めてきます。

例えば事業主様なら、本社の建物や経営者の自宅の売却はあとまわしにしますが、
賃貸(収益)物件を所有していれば、銀行は売却を催促してきます。

しかし、収益を上げている賃貸物件を売却すると、
その後の資金不足を引き起こす可能性があります。
ただでさえ苦しい状況で、確実な収入源であるその家賃がなくなるのです。

考えてみてください!

賃貸物件を売却し、たとえ借入金の返済に充当しても残債が残り
(借入金が不動産の時価を上回る場合)、以降の返済額はなんら変わりません。
実は、収益物件を手放すことにより、いままで以上に返済が苦しくなります。

銀行は不動産を売却するにあたり、一定期間は返済を考慮してくれますが、
その期間を過ぎれば いままで以上に資金が苦しくなるのが普通です。

キャッシュフローを改善する「打ち出の小槌」はありませんが、専門家に相談し 売却の優先順位を良く考えてから行動しましょう!